使える言葉が増えて、自己主張も強くなる2歳ごろになると自分自身で絵本を選んだり、読みたがることも多くなります。
親としては、なるべく良質で教訓めいた絵本を選びたいと思うかもしれませんが、英語の絵本を読むことを強要して、英語が嫌いになってしまっては元も子もありません。
好き嫌いもはっきりしてくるので、なるべく子どもが好きだなと思う絵本を選びましょう。
英語に触れる時間が楽しいと思うことが大切
バイリンガル教育の前に、子ども自身が英語に触れる時間が楽しい!
そして、英語を使えることが楽しい!色んな言葉を使えるのが嬉しい!と
思えることがとても大切です。
幼児期にとって、英語は勉強ではなく遊びの一環として考えてください。
これが好き!と思うものに対する子どもの興味や集中力には目を見張るものがあります。
好きだと思うものには、あえて親の方から勧めようともしなくても、
自分からやりたい!と言うようになります。
英語の絵本を読むのを嫌がる、英語の語彙がなかなか増えない…ということであれば、
子どもに英語を強要していないかどうか、振り返って見る必要があるでしょう。
おススメの読み聞かせ絵本
Please Mr Panda
著者:Steve Antony
出版社:Hodder Children’s Books
「Would you like a doughnut?」(ドーナッツいりますか?)といって色んな動物さんに聞くパンダさん。
でも、スカンクさんやペンギンさんが「欲しい」と言っているのにあげずじまい。
だけど最後に聞いたキツネザルさんはもらうことができて…?
この絵本では、丁寧に言葉を伝えることの大切さを学ぶことができるようになっています。
子どもと一緒に「どうしてパンダさんはドーナツあげないのかな?」と考えてみてくださいね。
Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
著者:Bill Martin(著)、Eric Carle(絵)
出版社:Henry Holt Books for Young Readers
日本でも「はらぺこあおむし」の絵本で有名な、エリック・カールの「Brown Bear and Friends」シリーズの絵本です。
様々な動物と色の名前がでてきますが、何度も同じフレーズが繰り返され、リズムも良いため、楽しみながら覚えることができるようになっています。
こちらの本は、他にもシロクマやパンダなどの本もありますので、ぜひシリーズで揃えてみてくださいね。
Little Owl Lost
著者:Chris Haughton
出版社:Candlewick
巣から落ちてしまった子どもフクロウが、お母さんを探しにいくというストーリー。
親切なリスさんに、フクロウのお母さんの特長を一生懸命伝えるけれど、
リスさんがこれは、と思う動物はみんな違っていて…?
子フクロウとリスさんのかみ合わないやり取りが楽しいストーリーで、ページをめくりながら次こそはママかな?と
ドキドキしながら読み聞かせをすることができる絵本です。
Excuse Me!: a Little Book of Manners
著者:Karen Katz
出版社: Grosset & Dunlap
タイトルの通り、英語で「ありがとう」「ごめんなさい」などの基本的なマナーを学ぶことができるしかけ絵本です。
日常に即したフレーズばかりなので、真似っこしたがる子どもはすぐに覚えることでしょう。
とても短い絵本のため、忙しい時でもさっと読めてしまうのも人気のひとつ。
ページをめくりながら「what do you say?」こんな時、なんていうのかな?と子どもに質問しながら読み聞かせしてみましょう。