年齢ごとにおススメの絵本は以前紹介しましたが、今回は0歳から6歳頃の子どもを対象にした絵本を1冊紹介したいと思います。
CAN YOU FIND ME?
著者:Surya Sajnani
出版社:WORDS & PICTURES
この本は、ストーリーがある絵本ではなく、英語の絵探し絵本です。
絵探し絵本とは、絵の中に隠れている、文字・数字・動物や生き物の絵を探してみようという、親子で一緒に読みながら遊べる絵本のことを言います。
今回紹介する絵本は色遣いがカラフルで、愛らしい表情の生き物たちがモザイク画のようなアートの中に隠れています。
英語が苦手なお父さんお母さんでも、
「Can you find me +場所」と「Can you find+数字+生き物の名前」と生き物の名前しか出てこないので、とても読みやすく年齢によって遊び方を変えて長く楽しめる絵本です。
0歳児はまだ言葉しゃべることができません。絵本の内容に関係なく各ページのイラストを見せて、赤ちゃんに英語で話しかけてみましょう。
ポイントとしては、1つ1つ指をさして赤ちゃんにわかるように白いうさぎなら、「white」「rabbit」鳥が3羽いたのなら「bird」「1(one),2(two),3(three)」
という風に英語が苦手なお父さんお母さんは、色・形・生き物の名前だけでもいいので英語で話しかけてみましょう。
1歳~2歳児は言葉がわかりはじめています。なので、絵本に書いてある内容を読んであげましょう。簡単な英単語ばかりなので、繰り返し聞くうちに英語を覚えて自分で読むかもしれません。そのときは、お父さんお母さんから「○○ちゃんに読んでほしいなぁ」と子どもにお願いしてみましょう。そして、上手に読めた時はたくさん英語で褒めましょう。
またこの年齢だと、見開きで指定されてない生き物でも色・形・数・生き物の名前などについても英語で会話をするも楽しいですね。
3歳児になると会話が成り立ちます。子どもと一緒に声を出して読み、また子どもに読み手側になる機会を増やしてみましょう。親子の英会話レッスンとして、絵を見てお互い英語でクイズを考えて遊ぶのもスキルアップにつながります。
4歳以降は自分でお話しが作れるようになります。
見開きページごとにオリジナルの物語を作ってみましょう。想像力豊かな子どもはごっこ遊びが大好きで得意です。「what those dogs are looking at?」(あの犬達は何をみているの?)
など、ちょっとした質問をするだけで物語作りがはじまります。
ここでのポイントは、物語の内容がめちゃくちゃでも、自由に話をさせてみましょう。途中、日本が混ざってしまっても注意はせずに英語の合いの手を入れてあげると、子どもの語彙力が強化する子ができるのと、英語で話すきっかけにもなるのではないでしょうか。